2020初の特別講師の宇野先生によるメンタルトレーニング講習のテーマは、「目標設定」です。
中3は、入試や高校での新たな挑戦に向けて。中2年以下は、新シーズンへ向けて改めて、目標の確認を行うことができました。
冒頭で、「うさぎとかめ」の童話から、うさぎが目標にしたことと、かめが目標にしたことの違いは何?という質問について考えました。
そして、「うさぎとかめ」の童話から、学べることは何だろう?という質問に
「油断は禁物、能力があっても負けてしまうことがある」
「うさぎはかめをみて休んだけど、かめはゴールへ向かって頑張った。ゴールへ向かうことが大事」
「足が遅くても、速い人に勝てる方法がある」
「コツコツ頑張れば、必ずゴールできる」
「何かを得るためには、競争相手に勝つことや試合にでることなど結果だけをみて努力するのではなく、自分の最も大切な目標を見失ってはいけない」
などの意見を発表できた選手がいました。
そして、
「目標を達成したときの自分のイメージが、はっきりとありますか?」
「目標を達成するための壁は何ですか?」
「どのようにしたら、その壁をのりこえられますか?」
など、次々に自分と向き合わなければならない質問を受けました。
そして、長期目標を達成するための中期目標、そして中期目標を達成するための短期目標の大事さを教えていただけました。
例えば、レギュラーになるという目標を立てたら、そのために体力を強化する、そのために毎朝走る、そのために何時に寝る、そのために宿題を何時までに終わらせる、そのために練習後に栄養補給を速やかにする、寝る前にストレッチと体幹をやる、そのための準備をするなど生活や日常を変わっていくなど。
2時間の講習が、あっという間に過ぎました。
今日も、核心を突いた貴重な内容の講習をしていただき、ありがとうございました。
いつもながら、選手の目線に合わせていただいた資料や言葉かけで、多くの選手たちが刺激を受けていたと感じています。
但し、大事なのはこれからです。
同じ話を聞いて、生活や日常が変化する者もいれば、何かしら言い訳や逃げ道をつくり、自分との戦いをさける者がいるのも現実です。
強制は、しません。
選ぶのは、自分です。
自分の人生をつくるのは、周りの人ではありません。他ならぬ自分です。
何日後、何カ月後、何年後の自分をつくっているのは、まぎれもなく今の自分です。
自分でつくる人生だからこそ、人は素晴らしいことを起こすことが出来るではないでしょうか?
あなたは、目標を持って努力して自分で道を切り開く人生と、周りに左右されたり、誘惑に負けたりして自分のやりたいことを簡単にあきらめる人生のどちらを選びますか?
ゴール(目標)は、相手との競争ではありません。自分が選んだ目標との競争です。
宇野先生は、御子息の受験合格の祈願に行ったときに、「この子にとって一番大事なことは何だろう」と考えたときにこんなことを思ったらしいです。
「この子にとって一番大事なことは、もしかしたら、合格することではないかもしれない。本当に願うべきことは、この子にとって一番良いことへ向かってチャレンジすることかもしれない。」
貴重なプレゼン資料は、会員限定にのちほど配信いたします。
サッカーが上手い選手とは、能力が高い選手のことだろうか?
それとも、目標設定能力や課題遂行能力が高い選手のことだろうか?
世界的な選手というのは、やはりどちらも持ち合わせているのだろう。
では、我々はどこを目指したら良いのだろうか?
能力を上げることを目標にすることが、一つのヒントかもしれない。