第29回全日本大学女子サッカー選手権大会
決勝 1月6日(水)13:00キックオフ
静岡産業大学 0 - 1 帝京平成大学
得点者 49分 今田紗良
FW #11 今田紗良 選手(帝京平成大3年)
まず、このような状況の中大会を開催してくださった関係者の方全ての方に感謝します。
ありがとうございます。
MVPはとても嬉しいですが、無失点で優勝できたこと、日本一が取れたことが何よりも嬉しいです。
今年は色々と大変なシーズンではありましたが、サッカーができるありがたさを見にしみて感じることができました。
沢山の人に感謝することを忘れず、来シーズンも必ず最高の景色が見られるように大好きな仲間と指導者と日々頑張っていきます。
本当にありがとうございました。
小さなチーム出身のバラエティーのエースが、大会の主役になりました。
全試合で得点し、決勝戦でも決勝点を入れて文句なしの大会MVPに選ばれました。
チームのエースという者は、ゴールを決めるのが役目ではない。
真のエースは、チームを勝利に導く選手である。
君たちのOGは、仲間の守備の選手たちを奮い立たせる声を常にかけ、自身も前線からバックラインまでオールコートに渡って、体を張った泥臭い守備をやり切り、ゴールも決めてチームを勝利に導いた。
よくいる勘違いのエースは、ゴールをたまに決め、勝てた試合は自分の手柄だと自慢する。
負けそうになると、個人プレイに走り、足先だけの守備をし、仲間の守備陣のミスのせいで負けたと言い訳する。
こんな選手のいるチームから、頑張る選手は生まれない。
30年の指導を振り返ると思う。
そういえば、強かった学年からはプロの選手って中々育っていないないぁ。
弱小チームだったり、人数が少ないチームだったりした時の方が、一人一人が本当に全力でやっていたなぁ。
そんな小さなチームの中で、最後まであきらめず、攻撃から守備までグランドを走り回っていた選手の方がプロになっていくケースが多かったなぁ。
っていうことは、必ずしも強いチームでやることよりも、弱小チームの方が、プロになるにはチャンスじゃんって…
それも違うか!
どんなチームでも、最後まであきらめない奴が、一番強いのだ。
そういえば、今田紗良も弱小2期生の出身である。
やはり、環境は大事なのだ。
どこで、やるのではなく、誰とやるということが大事なのだ。
志徳中サッカー部1期生は、学校のグランドで一回も練習しないで、テッペンをとったのだ。
OGの活躍で、また原点に戻ることができました。
感謝です。
次は、プロの場でもエースになって欲しい!
全国優勝おめでとう! まだまだ頑張れ!