2022 カタールワールドカップ

日本 2 対 1 ドイツ

FIFAによると、前半終了時点でボールの支配率はドイツが72%に対して日本は17%。

シュートはドイツが13本(枠内4本)を放つ一方で、日本は1本(枠内0本)。

これで、良いのだ。

相手の良さを消して、自分達の強みを貫く。

これが、勝つための鉄則。

歴史をつくるために必要なのは、小手先の技術ではなく、立ち向かう勇気と我慢する力。

何本シュートを打たれても、枠に入れさせない守備。

三苫が縦に仕掛ける素振りを見せながら、中へのカットイン。
それを認知した南野が裏への動きだし。
三苫は二枚の守備を引きつけて、南野の動いている方向へゴロのパス。
南野は、長身ノイアーの苦手な低いシュートをワンタッチで逆サイドへ。
南野のシュートは枠を外れていたが、浅野が逆サイドにつめていたので、ノイアーはさわらないわけにはいかない。
ドイツの守備陣は全員、南野の方向に体を向けている。
マイナスからつめていた堂安は、南野の角度のないところから勇気のあるシュートのおかげでフリーになり、ボールをふかさずキッチリとゴールに突き刺す。
さすがのノイアーも、一度崩れた体勢からストップするのは難しい。

計算された素晴らしいゴールでした。

その後は、前のめりになったドイツから、中盤のゲームメーカーがファウルをもらい、バックラインを越える高さで、逆回転をかけたパス。
スピードのある選手には、嬉しいパス。
正確なトラップから、ドイツの長い足が届かないところにボールを置きながら、前へ運ぶドリブル。
スピードだけでふりきろうとしてドリブルが長くなると、ノイアーが出てくる。
ノイアーを前に出させないように、ドイツディフェンダーが足を出せば、ペナルティーキックになるスピードでゴール前に侵入する。浅野にドイツディフェンダーがついている状態のため、ノイアーは前に出て浅野にプレッシャーをかけられず、ゴールに張りつけられる。
浅野は、コースがないことは分かっていたが、ノイアーが反応出来ない距離までボールを運べていたので、ノイアーにぶつけてでも入る可能性があると読み、強めのシュートを選択。

案の定、ノイアーの顔の横をすり抜けゴールを突き刺した。

こちらも、努力を積み重ねた結果の完璧なゴール。

そして、終了の笛がなるまで守備の集中を切らさなかった。

こんな、試合をたくさんして欲しい。

頑張れ、日本!

 

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