福岡県チャンピオンの景色を味あわせてやりたい。

だからこそ、試合は勝たないといけない。

いくら良いサッカーをしても、勝たなければ説得力はない。

皆で山の頂上から素晴らしい景色を見よう!

 

と言って、選手たちを送り出した。

けど、我々は谷に落ちた。

決勝戦の翌々日、行事の関係で休みがとれたので15年ぶりに山を登りました。

15年前にひびきをはじめた頃、山岳協会の先生と登った山の景色をもう一度見たいと思い出したからです。

登ったのは鷹ノ巣山。

ご存知の方もいるでしょうが、ビュート地形の3つの大きな岩山なので、登山というよりも岩登りに近い。

雨混じりの天気の中、登山口に近い豊前坊高住神社の駐車場を目指しました。

途中の英彦山青年の家は、昼間なのに気温は11度、紅葉のトンネルは相変わらずキレイ!

高住神社で雨が止むのを待ち、お昼前に晴れ間が見えてきたので出発。

薬師峠から、一の岳を目指します。

山登りは、よく人生に例えられますが…

30分もたたないうちに、心が折れそうになります。

『来るんじゃなかった』

『やめときゃよかった』

そんな気持ちを乗り越える?

いや自分で決めたことだからと諦めて前に進むしかない!

しかも、雨や霧で滑りやすい足場。

何度も命の危険のスリルを感じながら、何故か前に進みます。

何とか着いた一の岳の頂上からは、何も見えません。

気持ちを切り替えて、二の岳を目指します。

『マジか』、『ウソやろ』って道ではなく、岩登りが続きます。

岩に這いつくばりながら、何とか二の岳も制覇。

最後の三の岳を目指します。

尾根を歩きながら、感じる風は最高に気持ちが良いです。

一歩踏み間違えると大変なことになりますが…

脚力よりも、ロープを持つ腕力が必要な崖を登りきった先に頂上があるのですが、手前でやめました。

頂上に行かずとも、素晴らしい景色があったからです。

そう、鷹ノ巣山を選んだのは、頂上よりも素晴らしい景色が、途中にあったことを覚えていたからです。

ここで、コーヒーを飲みたいと思って、前日にコーヒーセットとバーナーを購入。

豆は田川の名店『東町コーヒー』

頂上まで行かなくても、最高の時を過ごすことが出来ました。

やっばり、サッカーも登山もやめられません。

 

帰り道、尾根の上で休憩し、最後の水をリュックから取ろうとしたら、手が滑ってペットボトルが谷の見えないところまで落下。

取りに行こうとしたが、さすがに身の危険を感じ…

そして、安全を期して岩場を降りるルートを避けて、巻き道を選んで下山しましたが、途中道に迷ったみたいです。

電波もGPSも届かない中、決勝戦に続き、谷に落ちてしまいました。

谷をしばらく歩くとキラキラと岩の上を輝きながら、流れる水に心を奪われました。

写真以上に実物は、幻想的で綺麗でした。

道に迷うのも、悪くはないなと思いつつ、水の上を進みます。

水が集まり、小さな小川となっていきます。

この谷川が、だんだん大きくなり海に水を注ぐのだろう。

そして、地球に住んでいる限り、東から太陽が昇り、安芸(秋)には、美しい穂が実り、元気を受け取り、人はまた山(目標)を登る。

そんなことを考えながら、川を下るとやっと登山道を見つけました。

夕方から、スクールの練習があるので16時には車に戻らないといけない。

予定していた温泉には入れないがしょうがないと思いながら、足を進めます。

出発して4時間以上たち、水分も底をついていましたが、何とか車道につき、GPSがつながりました。

ナビを見て、大変なことに気づきました。

何と、車を停めた高住神社から登りの山道で16kmあり、歩けるような距離ではなく、しかもここは大分県でした。

とりあえず、来てくれるタクシーを探そうと調べていたら、1台のトラックが…

運が、良いのか悪いのかわかりませんが、気がついたらトラックの前に立ち、手を上げて止めていました。

事情を説明して、タクシーが来れそうなところまで乗せて欲しいとお願いすると、中津の建設会社のおじさんは、何と車を停めてある高住神社まで乗せてくれました。
今回は、心から感謝しました。

何とか命拾いをして、スクールの練習にも間に合いました。

体力に自信があり、大自然の厳しさとスリルを味わいたい方には鷹ノ巣山はオススメです。

但し、ヤマップと登山靴は必須です。

スニーカーだとボロボロになりますし、何度も足を捻ります。

あと、1人では止めときましょう。

登山開始から、トラックのおじさんに会うまで、誰にも会いませんでした。

何かあっても気づかれるまで、時間がかかりすぎるので…

 

おかげで、全身筋肉痛で…

来週の月曜日も休みだけど、登るんだったら福知山かな?

いや、来週は映画かゴールデンカムイ展にしとこう。

冒険好きなので…

本当に山登りは、人生みたいですね。

人生もサッカーも何があるかわかりません。

でも、前に進むしかありません。

山も人生も、一生懸命登ってると途中でも素晴らしい景色を見ることができます。

 

お電話でのお問い合わせ

Tel:

※「WEBサイトを見た」とお伝えください。
※各種業者様からの営業電話はお断りしています。

メールフォームからのお問い合わせ

お問い合わせに際して

メールフォームからお問い合わせいただいた際は入力された連絡先に折り返しご連絡いたします。内容に誤りがあるとこちらからご連絡することができかねますので、入力内容に誤りのないようお気をつけください。

    お問い合わせの種類必須 入会のお申し込み体験練習会入会説明会見学がしたいその他のお問い合わせ
    体験or見学の希望コースと会場
    あなたは?必須 保護者です生徒です
    保護者の方のお名前必須 ※入会希望で複数いる場合も続けて入力してください。
    生徒のお名前必須
    学校名必須
    学年必須
    現所属チーム
    ご連絡メールアドレス必須
    電話番号必須
    ご希望の連絡方法必須 メールのみ電話のみどちらでもよい
    ご住所必須 ※町名までの簡単な住所で結構です。
    お問い合わせ・備考など