落ち込んでばかりでは、いられない。

何かを学び、パワーを送ってあげたい。

そんな気持ちに駆られて、土曜日の夜から大阪へ。

 

朝の8時00分到着。すでに若者たちはパワー全開。

家の前は、コンパネでバリケード。

お店も完全防備。

警察もピリついてる。

今から、どんなことが起こるのだう?

 

日本一危険な祭りは、きっと危ない人たちが一年の憂さ晴らしでやってるような祭りだとか、博多山笠のようにオヤジたちだけで盛り上がっているのだろうと思いきや。

全然違っていた。

 

一つのだんじりを、同じ町の住人数百人で引く。

まずは、私と同年代くらいの引き手を引退した人が先導し、安全確認をしたり、警察と交渉したりする。

そして、キッズたち。

でも、表情は大人のような気合いが入ってる。

次のお姉さんたちは、

ほとんどがコーンロー。

そして、18歳から20代の気合いの入ったあんちゃんたちへ続く。

一番命の危険がある前梃子(まえてこ)が、だんじりの舵をとる。

ブレーキを操るのが、前面に乗る町会長。

遠心力で跳ばされた仲間が、沿道の見物客にぶつからないようにブロックする役。

だんじりに乗り、仲間の気持ちを一つにさせる鳴り物役。

後方から、だんじりの操作をサポートする後梃子は、30代から40代のおっちゃんたち。

一番目立ちカッコいいのが、大工方。

この日のために、身体を絞り込む。

とにかく、モテるらしい。

でも、踊ってるのではないらしい。

団扇で、だんじりの進路やバランスの指示をしているのだ。

最後尾には、ママたちがダッシュする。

では、動画で堪能されてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝から気温30度を越える日差しの中、2日半この調子で町を駆け抜ける。

 

皆、命懸け。

でも、一部の危ない人たちの祭りじゃなく、同じ地域に住む仲間が各々の役割を全うし、安全に盛り上がり、見物に来た人たちにパワーを与える健全なお祭り。

そういえば、我々が全国大会に出場したときも、選手、保護者、指導者が1つになり、各々の役割を全うし、祭りのように盛り上って一気に福岡県のトップまで駆け登っていったことを思い出します。

我々も公式戦で勝利するために、日々の練習を目標持って取り組む

だんじりも、この日のために一年かけて準備する。

皆、目指すものは同じ。

だから、感動できるのだろう。

滞在4時間、移動20時間の旅。

行く価値は、ありました。

その証拠に、月曜日の朝から元気にサッカーに出発しました。

次は、しょうごとひびきの子達を連れてだんじりパワーを感じてもらおう。