今日、高校サッカー新人戦を観戦した。会場の関係で両チームのベンチ裏10Mの場所でタップリと観戦することができた。ある試合の敗戦校のチーム関係者が、「軽自動車とフェラーリの戦いだった」と振り返っていた。内容、結果ともまさにその通りで、観戦していたほとんどの人がそう思ったであろう…

ところで、来週は久しぶりのフジパン福岡県大会にU-12が参加する。                    この学年は新人と全日の県大会にも参加しているが、タイトルには遠い。                        過去、新人、全日、フジパンの3つの県大会全てに参加した学年は、優勝か準優勝、悪くても三位と結果を残している。

弱者から強者に変わるには、まず自分たちの弱さを認めないと前に進まない。記憶にも新しい昨年のロシアワールドカップ日本代表は、直前の監督交代や度重なるテストマッチで敗戦が続きオッサンジャパンとも言われ、ほとんど期待されていなかった。しかし本大会ではコロンビアを破るジャイキリだけでなく、優勝候補のベルギーと本気の打ち合いを魅せて、日本中の感動を呼び、注目を集めた。 

福岡県でも、昨年の高校選手権予選で優勝した東福岡をPK戦までもつらせたチームがあった。フェラーリとの戦いに勝つため、自分たちの最大の武器を封印する勇気をみせた。そのチームの新チームは、さらに進化し今日の東海大福岡との戦いでは、場所や状況に応じて武器を使いこなしてドロー以上の内容、結果に持ち込んだ。またしても、PK戦で破れていたが実力では福岡県高校サッカーの4強に確実に近づいている。しかし、伝統という力ではまだ4強には少し距離があるようだが…

自分たちの弱さを認めたとき、弱者から強者へ変わる。

結果がでるときは、いつの日も選手、保護者(サポーター)、指導者が一つになっている。これはどのチームも、どんなカテゴリーでも、世界中同じであろう。

さて、今年のU-12は強者になれるのかな?