昨日、知り合いから子どもの様子がいつもと違うと相談を受けた。
日頃の学校生活や課外活動では、おとなしいのに家でいきなり大きな声を出し、注意すると暴れるという。 

学校が、休校となって1週間もたたないが、日本じゅうの子どもたちが学校に行くことができないという異常事態に対して、対応できないのかもしれない。

イベント会社や観光業、飲食業や販売、製造業など様々な業界が打撃を受けているだろうが、子供たちが受けた心の被害も大きい。

75年前の戦争中も同じように子供たちの学習権がうばわれ、多くの人が亡くなり、傷ついた。また、産業も衰退し、街は焼け野はらとなった。人々から、夢や希望を奪う戦争を肯定するつもりはない。

しかし、我々の先輩たちはわずか十数年で国を建て直し、世界第二位の経済大国に導き、現在のような豊かで便利な生活を実現させてくれた。

現在は、当時と比べれば夢のような社会だろう。

大人たちよ、マスクやトイレットペーパーの奪い合いをしている場合ではない。

みっともない姿を、見せては苦難を乗り越えた先輩たちに申し訳ない。

経済の復興や被害を受けた産業への支援と共に、学習権や自由にスポーツを楽しむ権利(夢や希望)を、いきなり奪われた子供たちの心のケアも考えないといけない。

今日は、香月中央公園でウォーキングをしていると、ランニングやウォーキングをしている人の多さに驚かされた。

サッカーボールを蹴る人、ボクシングをする人、竹刀を降る人、楽器の演奏をする人。

皆、先の見えない不安のなかでスポーツや芸術に励んでいる。誰に止められるだろうか。

集団で集まり、距離をつめて人とあうことは、ウイルス感染防止のためにさけないといけないが。

学校とは何か。スポーツとは何か。

社会とは何か。

普段、意識していなかったが、ウォーキングをしていると、ふとこんなことを考えてしまった。